蟷螂の斧

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第17回 「日本基督教団」と戦後日本の「悪しき精神構造」

もう五年前のこと、『月刊正論』令和三年六月号(発売は五月一日)に「拉致解決訴えてクビ キリスト教団の体質」といふ記事が掲載された。執筆者は宗教学を専門とする上智大学博士後期課程在学中の院生でありルポライターでもある上野庸平で、馘首された牧師は一森文彰といふ当時三十六歳の男性である。その一森は教会での牧会活動の傍ら、ブルーリボンバッジを胸に「救う会」の活動に参加してゐたほか、日本基督教団九州教区の会合などでも拉致問題解決への努力を呼びかけてゐたさうである。そして二〇一九年二月、一森は六年間務めた飯塚教会を退任したあと、彼の人事を決める出身校、関西学院大学神学部の委員会から、彼の新しい赴任先の

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