西尾幹二

西尾幹二(にしお・かんじ、1935年生)は、日本の評論家・ドイツ文学者。東京大学文学部独文学科を卒業し、電気通信大学名誉教授。ニーチェ研究、教育論、歴史論、日本社会論など幅広い分野で著述してきた。『ヨーロッパ像の転換』『教育と自由』『国民の歴史』『江戸のダイナミズム』『GHQ焚書図書開封』など多数の著書がある。

吉田好克の論考における西尾幹二

吉田好克.jpでは、西尾幹二は外国人労働者・移民問題や日本の歴史認識を考えるうえで大きな刺激を与えた論者として登場する。

「蟷螂の斧」第15回「後悔必至の外国人労働者受け入れ」では、吉田は一九八九年前後の西尾の議論を振り返り、「外国人労働者問題は数が質を決定する」という趣旨の言葉が、この問題を考える際にしばしば頭に浮かぶと書いている。また、西尾の『「労働鎖国」のすすめ――外国人労働者が日本を滅ぼす』から大きな刺激を受けたことを明記している。

第9回「高市早苗首相の手腕」でも西尾は参照されており、吉田にとって西尾は一つの政策分野に限らず、日本社会の長期的な変化を考える際の重要な論者の一人である。

主要著作

  • 『ヨーロッパ像の転換』
  • 『教育と自由』
  • 『国民の歴史』
  • 『江戸のダイナミズム』
  • 『GHQ焚書図書開封』
  • 『「労働鎖国」のすすめ――外国人労働者が日本を滅ぼす』

関連人物

福田恆存 — 戦後日本の思想・言語・保守をめぐって吉田が参照する評論家。

江藤淳 — 「保守とは何か」という問題を考える際の参照人物。

中村粲 — 近現代史・昭和史をめぐり吉田の評論活動に大きく関わる研究者。

吉田好克の論考で読む 西尾幹二

参考資料

※本ページは、一般的な人物紹介に加え、吉田好克.jp掲載論考における引用・言及関係を整理するための人物辞典です。

吉田好克

吉田好克について 吉田好克は、神道・宗教・日本思想・歴史・政治・社会について、長年にわたり研究・教育・執筆を続ける論者です。 その関心の中心にあるのは、個々の時事問題そのものではありません。 日本とは何か。 日本人はいかに生きるべきか。 歴史や伝統を、現代にどう受け継いでいくのか。 そうした根源的な問いを、宗教、思想、歴史、社会のさまざまな角度から考え続けています。 論考では、福田恆存、江藤淳をはじめとする先人の思想や、国内外の文献を幅広く参照しながら、現代社会で当然のように語られている価値観や言説を改めて問い直します。 その姿勢は、特定のイデオロギーから現実を説明するのではなく、歴史、伝統、人間の営みという現実から、思想や制度を見つめ直すことにあります。 連続論考「蟷螂の斧」では、外国人労働者問題、戦後日本とキリスト教、原爆忌と平和思想、安全保障、靖国神社、保守思想、政治家論など、現代日本が直面する問題を幅広く取り上げています。 「蟷螂の斧」という名の通り、たとえ小さな力であっても、疑問を抱いた問題には自らの言葉で向き合う。 その文章には一貫して、日本の歴史と文化を次代へどうつなぐのかという問題意識があります。 本サイト「吉田好克.jp」では、「蟷螂の斧」をはじめ、これまでに執筆された論文、評論、寄稿、講義資料などを整理し、吉田好克の知的成果をデジタルアーカイブとして公開していきます。

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